地名には、
その土地に由来する人がいて、
物語がある。
人が消えていなくなったとしても、
土地の名前や、土地の記憶には、
その人が存在したという事実は
きっと刻まれている。

やがて、みんな幽霊展は、
消えていくという｢無常｣と、
事実は消えることがないという｢不変｣を、
その土地の幽霊たちと旅していく体験です。

かつて、幽霊たちが生きていた頃にあった
5つの襖（ふすま）を開けていくと、
広がる彼らの世界。
盗賊の道玄、
白金長者の上総介（かずさのすけ）、
八重洲に住むヨーステン……。

｢生きていくことと、死んでいくこと｣の
常識から
ちょっと抜け出してみると、
なにがみえてくるのか。
探ってみませんか。